[超図説] 日本固有文明の謎はユダヤで解ける (超知ライブラリー)



[超図説] 日本固有文明の謎はユダヤで解ける (超知ライブラリー)
[超図説] 日本固有文明の謎はユダヤで解ける (超知ライブラリー)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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当時の価値観を知る一冊として

一昔前にオカルトで流行った「日ユ同祖論」のオリジナルが本書である。
原著は100年前なので、当時の人の価値観を知る読み物としては楽しめるかもしれない。
しかし著者は貿易商で、学術的な研究の末に書いた物ではなく、
証拠の扱い方は恣意的で、強引な理屈付けも多いことをまず念頭に置こう。

古代ユダヤ人(ヘブライ人)は「黄色人種」であり日本人と人種が同じという解説は完全に誤り。
黒髪に色の濃い肌は日本以外にも世界中で見られる物であるし、古代ユダヤ人が
「有色」なのはラテン人などと比べてであり、日本人とは全く異なる。

また神社と古代ユダヤ人の神殿の構造が一見して似ているなど、
とても学術的な考察とは言えないような物が証拠としてあげられている。
全般的に、来日してユダヤ人の習慣や文化的特徴と似ている物が目についたので、
それを片っ端から挙げてみましたという感が強い。
それを言えば、古代ローマ人は公衆浴場が大変好きだったから、日本人の祖先であるとも主張できてしまう(実際にそう主張するオカルト説もある)。
海外旅行をすれば誰しも何度かは感じる感想と大差ないのである。

単語の共通性についても、どの言語同士でも似通った発音、似通った意味の物は必ず存在する物であり
(同じ喉の構造を持った生物が発する音なのだから)、言語学的にはほとんど意味のない指摘である。

ちなみにこの著者は韓国人とユダヤ人も同祖であると述べており、
(まぁユダヤ人が日本に来ていたとしたら韓国の通過している可能性は高いのだが、ならば中東以東はすべてユダヤ人的なのではないか?)
そこからもいい加減な理論であることが分かる。
まさに日本!

 ユダヤ民族と日本民族の共通点を、文化人類学的視点から捉えた本です。私はこんな本ばかり読んでいるから、さして新たな感動こそないものの、中東の言葉と日本の言葉の類似点にはさすがに仰天しました。あと、顔つきからもその共通性を説いており、まあ、この本を読んでも尚、「いや、絶対に日本とユダヤは別だ」という人はいないだろうなというくらいの出来栄えです。結構な厚さがある本ですが、あっという間に読んでしまうでしょう。
 一読の価値はあると思いますが、あまた類本が出た後の出版だけに、そうした本を読んでいる人にはなんとなく物足りないと思うところで星マイナス1。
 どうでもいいことですが、皇室は、こうした出版物をどう考えているのでしょうね。沈黙を守っていることに何か不気味さを感じます。雅子様の病気ももしかして・・・?と勘ぐりたくなる内容です。お勧めです。



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