イエール大学最優秀歴史論文賞の受賞者
著者は、米イェール大学を卒業し、博士論文で最優秀歴史論文賞を受賞した西洋中世史の研究者である。本書の冒頭において、まず「グローバル化」がどのように起こり、現在私達の生活にどのような影響を及ぼしているのかを極めて噛み砕いて説明している。閉じた世界を前提として成立していたこれまでの政策や制度が、いかに現在のグローバル社会の前ではいかに無力であるか、あるいは弊害にさえ成り得るかを説明する。また、現在のグローバル社会において「知」は非常に重要になっていること指摘する。その為、日本の大学は社会をリードできるエリートを輩出する少数の大学と、雇用に耐えうる人材を供給する大多数の大学のどちらかに分かれ、いずれにせよ厳しいカリキュラムを生徒に課す必要があると論じる。 歴史学者の研究内容の一端を紹介し、歴史学者の視点が、現在のグローバル化した世界の趨勢を見極める上でどのように生かされるか、また、日本人の視点は特に客観的、多面的に世界を見ることが出来るかということついても述べている。
イエール大学最優秀歴史論文賞の受賞者
著者は、米イェール大学を卒業し、博士論文で最優秀歴史論文賞を受賞した西洋中世史の研究者である。現代のグローバル化という現象を、歴史的な観点から非常に明快に説明している。 本書の冒頭において、まず「グローバル化」がどのように起こり、現在私達の生活にどのような影響を及ぼしているのかを極めて噛み砕いて説明している。閉じた世界を前提として成立していたこれまでの政策や制度が、いかに現在のグローバル社会の前ではいかに無力であるか、あるいは弊害にさえ成り得るかを説明する。 また、現在のグローバル社会において「知」は非常に重要になっていること指摘する。その為、日本の大学は社会をリードできるエリートを輩出する少数の大学と、雇用に耐えうる人材を供給する大多数の大学のどちらかに分かれ、いずれにせよ厳しいカリキュラムを生徒に課す必要があると論じる。 歴史学者の研究内容の一端を紹介し、歴史学者の視点が、現在のグローバル化した世界の趨勢を見極める上でどのように生かされるか、また、日本人の視点は特に客観的、多面的に世界を見ることが出来るかということついても述べている。 グローバル化に関する書籍は玉石混合だが、本書は極めて質が高く参考になるものである。
勁草書房
ヨーロッパとイスラーム世界 (世界史リブレット) 神秘の中世王国―ヨーロッパ、ビザンツ、イスラム文化の十字路 (中東イスラム世界) 中世シチリア王国 (講談社現代新書) イスラーム文化?その根柢にあるもの 南イタリアへ!―地中海都市と文化の旅 (講談社現代新書 (1446))
|